業種ごとのエアコン解説

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美容院

美容院の空調環境の特徴

理容室・美容室・ヘアサロンでは、それは、お客様が長い時間、同じ席に座るのでエアコンからの風当たりに注意を払わなければなりません。
髪の毛などの粉じん、パーマ液の臭い、熱源も多数ありますので様々な要素を快適空間実現のために考慮する必要があります。

すこし馬力を大きめに

理容美容院は、熱源が多いため一般店舗用のものに比べると少し馬力が大きいものを選ぶのが一般的です。またサロンの雰囲気を壊さない天井カセット形や天井埋込形がお勧めです。また薬品のニオイなどを気にされる場合は脱臭ユニットを本体に組み込むことができます。

ドライヤーやパーマ機で室温が上昇するため、事務所や一般店舗に比べ馬力が大きいエアコンが必要です。機器代を比較して、家庭用の壁掛けを複数台設置したほうが安いと判断されるケースもあるようですが、実際は業務用を1台置いた方がランニングコストが抑えられます。これは家庭用と業務用では電気の料金体系が異なるためです。また、業務用の方が耐久性に優れています。
室内外の気温差が大きい夏や冬に快適な空調でお迎えするためにも、店舗の広さや構造に合った馬力を選びましょう。せっかく新しい機器を設置したのに、パワー不足で冷えない・暖まらないのでは営業に支障が出るかもしれません。

デザイナーズエアコンや塗装を施し意匠性を高める

デザイナーズエアコン

空調環境を整えることは、お客様に店内で快適に過ごして頂くことに繋がりますが、ただ「涼しい・暖かい」だけでは、本当の意味での快適には繋がりません。居心地の良い空間を作る為には、見た目も重要となります。

業務用エアコンにも見た目にこだわった機種があることはご存知でしょうか。
例えば、ダイキンエアコンの「デザイナーズシリーズ」では、空気吸込口の格子を無くし天井に埋め込んだ際の凹凸を少なくするフラットなデザインの機種があります。その為、存在感が薄まりインテリアの雰囲気を崩さずに空調環境を整えることができます。
また、フラットなデザインにより吸込口にホコリが付着しにくく汚れも目立ちにくい設計となっています。

お客様への風に気を付ける

予算に余裕があれば、美容室にはビルトインやダクトタイプが最適です。
吹出し口が分散するため、髪を切る際に風が邪魔をすることがないからです。
天カセ4方向を設置するのであれば、エアウィングなど、風を和らげるパーツもあります。

髪が濡れていると寒いと感じやすいものです。
お客様に風が直接当たらないように、風あて・温度ムラ対策が出来る機種がおススメです。
新規設置ならば、機器を取付ける位置や風向もしっかり検討しましょう。

人検知センサー

美容室はお客様が長時間滞在されますので、“居心地の良さ”はお店選びの重要ポイントとなります。
冷え性になりやすい女性が感じる「冷えすぎ」や「風当たり」などを改善できる「人検知センサー機能」が役立ちます。
センサーによって人のいる・いないを検知し、風量や風向きを自動で調整してくれるので快適さが格段に上がります。
また、セット椅子に直接風が当たるような状況は、カラーやパーマの薬剤の乾燥を招き、効きが弱くなったりする可能性もある為、そちらの防止にも役立ちます。

人検知と床温度検知のダブルセンサーで温度ムラ・不快な風当たりを解消できます。

メンテナンスについて

薬剤や髪の毛を吸い込むのでメンテナンスが重要です。フィルタ昇降機能付き（天カセ4方向）ならば日々のお手入れが楽になります。

オートグリル昇降機能

お客様がシャンプー台で寝かされて天井に目がいったとき、「天井カセットエアコンの空気吸込口がホコリまみれになっていて気分が悪くなった・・・」というお話を耳にします。
オシャレ・清潔といったイメージの美容室としては、キレイな状態を保ちたいけど手が届かずお手入れが大変というのが本音ではないでしょうか。
そこでおすすめなのが、自動でグリルが昇降しフィルター交換やお手入れができる機能。
キレイな状態を保つだけでなく、ホコリの目詰りによる風量低下を解消し電気消費を抑えることにも繋がりますので省エネ効果の持続が可能です。

オートグリル昇降機能で
省エネ効果の持続が可能！