新型コロナウィルスに対する予防策を考えるうえで、ここではまずコロナについて正確な情報を知りましょ
う。
コロナウィルスの感染要因について
コロナウイルスの感染は主に「飛沫感染」「接触感染」の2種類と言われています。
感染者や感染者が触れたものとの接触により感染するのが「接触感染」、感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つばなど)に含まれるウイルスを口や鼻な
どから吸い込んで感染するのが「飛沫感染」です。
ドアを閉め切った空間で、近距離で多くの人と会話をする環境では、咳やくしゃみなどの症状がなくても感染を拡大させるリスクがあると指摘され ています。
WHO(世界保健機関)の報告によると、5分間の会話で飛ぶ飛沫は1回の咳と同じくらい(約3,000個)とされています。通常の業務をして いるだけの環境でも感染リスクが高い空間であると言えるでしょう。 新型コロナウイルスはモノや環境表面では、それほど長く活性(細胞に感染する力)を維持できないので、接触感染は主要な感染経路ではないのではと考えられ始めています。
ドアを閉め切った空間で、近距離で多くの人と会話をする環境では、咳やくしゃみなどの症状がなくても感染を拡大させるリスクがあると指摘され ています。
WHO(世界保健機関)の報告によると、5分間の会話で飛ぶ飛沫は1回の咳と同じくらい(約3,000個)とされています。通常の業務をして いるだけの環境でも感染リスクが高い空間であると言えるでしょう。 新型コロナウイルスはモノや環境表面では、それほど長く活性(細胞に感染する力)を維持できないので、接触感染は主要な感染経路ではないのではと考えられ始めています。
参照)https://www.thelancet.com/pdfs/journals/laninf /PIIS1473-3099(20)30561-2.pdf
コロナはどれぐらい生きられる?
コロナの特性のひとつ、コロナウィルスの生存能力をここでは把握しましょう。
なんとなくコロナはこれぐらい生命力がありそうだなと、認識されていると思いますが、安全な空間を管理する責任者として、
コロナの特性を正確に知りましょう!
なんとなくコロナはこれぐらい生命力がありそうだなと、認識されていると思いますが、安全な空間を管理する責任者として、
コロナの特性を正確に知りましょう!
〇衣類・ティッシュ 8~12時間 風邪の症状がある家族の衣類・寝具は洗剤で単独洗いをする。 使用後のティッシュはビニール袋にいれて、 口を結んで密閉しから捨てるようにしましょう。
〇テーブルや床、ドアノブ 7時間~8時間 飲食店などのテーブルはこまめに消毒液などで
拭き掃除をしましょう!
〇空気中 最大3時間 空中を漂います。 換気を強化しましょう!
〇飲物の中 4日間 グラスや食器は共有しない。 ペットボトルは2日目以降は飲まない
〇ガラスやセラミック (平坦な表面) 24~28時間
〇冷蔵庫の中 最大1か月 風邪の症状がある人がはしをつけたものは、
保存しないようにしましょう!
感染は飛沫から?空気から?
細菌やウイルスなどの病原体が人から人に感染する経路(ルート)を感染経路と言います。感染経路は大きく、接触感染、飛沫感染、空気感染
の3つに分けられます。 そもそも飛沫感染と空気感染はどう違うのでしょうか?
飛沫感染
咳、くしゃみ、発声の際に、口や鼻から病原体を含む大きなエアロゾルが飛び出し、近くにいる人の顔に直接かかり、眼、鼻、口の 粘膜から感染。 飛沫感染する代表的な感染症は、季節性インフルエンザ、百日咳、風疹、おたふくかぜなど
空気感染
病原体が小さなエアロゾル(あるいは飛沫核)や埃に付着した状態で空気中を浮遊し、これを吸入することで感染する。 空気感染する代表的な感染症は、はしか、水ぼうそう、肺結核など
飛沫感染と空気感染をどう区別する?
人が呼吸、咳、くしゃみ、会話をしたり、笑い声を上げるたびに様々なサイズの微粒子が口や鼻から出てきます。そのため、飛沫とエアロゾル
は同じ空間に同時に存在することができます。但し、先ほども書きましたが、エアロゾルの方が軽いので、空気中に長く浮かんでいることがで
きますし、飛沫よりも遠くまで運ばれることがあります。
また、⾶沫が⾶ぶ距離については通常1〜2m程度とされ ていますが、例えばマスクをせずに激しいくしゃみをした場合
はそれよりも遠くまで⾶沫が⾶ぶことがあるので、全ての⾶ 沫が発⽣源から2m以内の範囲に落ちるわけではありませ
ん。ただ、⼤部分はだいたいその程度の範囲に収まるだろ うということで線引きがされています。
このように飛沫とエアロゾル、飛沫感染と空気感染は何らかの数値によって明確に区分されているわけではありません。とはいえ、どちらの経
路で感染がより起こりやすいかという確率に基づいて、主要な感染経路を飛沫ととらえるか、空気ととらえるか、という観点での区別は可能で
す。
例えば、インフルエンザウイルスはエアロゾル(あるいは飛沫核)に付着して空気中を浮遊することが知られていますが、通常は長距離を移動せず、多くは飛沫が直接顔にかかる
経路で感染すると考えられています。そのため、飛沫感染を防ぐ対策が中心となります。
一方で、麻疹ウイルスは2時間ほど空気中を漂い、ワクチンを受けていないなどの理由で免疫のない人に感染を起こすことが分かっています。そのため、空気感染を防ぐ対策に重
点が置かれます。
参考)https://news.yahoo.co.jp/byline/sakamotofumie /20200711-00187597/
感染力 空気感染>エアゾル>飛沫
現在のコロナに関する専門家の見解はエアゾル・飛沫の可能性が高いようです。
空気感染の可能性は低く、もし空気感染をしているのであれば満員電車などで多くのクラスターが発生していると言われています。
いずれにせよコロナ対策のポイントとして、換気が十分にされた空間を目指すことが望まれています。
2021年5月の段階で、変異型ウィルスの特徴が発表されつつあります。 最大の特徴として、感染力が強いということです。
これは、これまでのウィルスにくらべ、 ウィルスの数が少なくても発症してしまうということです。
例えるなら、 これまで10個のウィルスが人体の粘膜などに付着したときに発症したとするならば、 変異ウィルスは5個で発症してしまうということです。 研究者によっては空気感染に近づいていると考えている方もいるようです。 よって、変異型ウィルスの感染率が高くなると これまでの感染対策だけでは充分な予防効果が望めなくなってしまいます。
2021年5月の段階で、変異型ウィルスの特徴が発表されつつあります。 最大の特徴として、感染力が強いということです。
これは、これまでのウィルスにくらべ、 ウィルスの数が少なくても発症してしまうということです。
例えるなら、 これまで10個のウィルスが人体の粘膜などに付着したときに発症したとするならば、 変異ウィルスは5個で発症してしまうということです。 研究者によっては空気感染に近づいていると考えている方もいるようです。 よって、変異型ウィルスの感染率が高くなると これまでの感染対策だけでは充分な予防効果が望めなくなってしまいます。
コロナリスクが高いところと低いところ
コロナリスクが高くなってしまう状況を考えるうえで、これまで集団感染(クラスター)が発生したところを見てみましょう。その原因を探り
ながら対抗手段を検討していきましょう。 ※2021年6月自社調べ
多くの集団感染(クラスター)が発生
カラオケ
居酒屋での大勢の飲み会
屋形船
ナイトクラブ
合唱部の練習
病院・介護施設のスタッフ
バスツアー スポーツジム
劇場(演者)
学校(主として部活動)
集団感染(クラスター) 発生していそうで未発生
大人数での会議(国会含む)
記者会見
満員電車・新幹線
パチンコ
高級レストラン
映画館
学校などの授業
ショッピングセンター
プール
屋外の運動場/公園
参加者の多くが話す場ではクラスターになりごく少数が発言する場ではクラスターになりづらい傾向にあ
ります。。
この二つのグループを見比べていくとある傾向があります。
1つは、多くの人が話す場ではクラスターになり、少数が話す場ではクラスターになっていません。
映画館では、観客は話をしませんし、パチンコも話をしません。満員電車も新幹線も多くの人が話をしません。
屋形船、ライブハウス、カラオケ、ナイトクラブ、こういったところで黙っているひとは居ません。多くの方が話をしています。クラスターが 多く発生している場所をこうしてみると、話すことによる飛沫感染の影響が多いと予測出ます。
この二つのグループを見比べていくとある傾向があります。
1つは、多くの人が話す場ではクラスターになり、少数が話す場ではクラスターになっていません。
映画館では、観客は話をしませんし、パチンコも話をしません。満員電車も新幹線も多くの人が話をしません。
屋形船、ライブハウス、カラオケ、ナイトクラブ、こういったところで黙っているひとは居ません。多くの方が話をしています。クラスターが 多く発生している場所をこうしてみると、話すことによる飛沫感染の影響が多いと予測出ます。
加えて、換気環境がいいところについてはクラスターが発生しづらい傾向がみられます。電車や飛行機、
パチンコ屋さんなどは換気環境が特にすぐれている空間です。一方これらの環境は人が密になることがあります。さらにこれらの環境は不特定
多数の方と間接的に接触することが多いのです。電車であればつり革などをみんなで共有していますし、パチンコ屋さんであればパチンコ玉、
コインを共有しています。しかしながら、換気環境がすぐれているところで多数クラスターが発生したことがないのです。これから見えてくる
ことはコロナの感染経路と言われている「接触感染」「飛沫感染」の2つを比較したとき、接触感染による感染よりも飛沫感染による感染の方
がリスクが高いのではないかと考えられるのです。これはみんなが手洗いなどの基本的なコロナ対策を徹底している効果(接触感染リスクの回
避)も影響していると思われます。
クラスター発生場所からコロナの特性を探っていくと、多くの人が話す環境はコロナリスクが高い。
換気が強力な場所ではクラスターが発生しづらいということが導き出されます。
エアーコミュニケーションズでは100%のコロナ対策はないと考えており、対策の積み重ねによって
100%に近づけることが大事だと思っております。換気の強化によるコロナ感染の予防効果は非常に高いことは誰もが認めていることだと思
いますので、ご自身の健康、従業員の健康、お客様への健康を守るために換気の強化をご検討ください。
コロナ安全度チェック項目
飲食店では当然飲食物を提供しないわけにいきません。
整骨院ではお客様に密に接することなく施術を提供することはできません。
このように、やもなくコロナリスクを抱える環境である場合には、よりコロナ対策強化することが望まれます。
エアーコミュニケーションズが考えるコロナ対策は、換気の強化を中心とする対策の積み重ねだと考えます。